未経験でもスキルシートは必要?書き方や作成時の注意点

この記事でわかること
  • スキルシートとは
  • スキルシートの書き方
  • スキルシートを作成する際の注意点

「未経験からエンジニアになりたいけど、スキルシートの書き方が分からない」「そもそも就職できるか不安」と悩んでいませんか?未経験でエンジニアを目指す方に向け、基本となる選考書類の書き方や注意点を解説します!

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■この記事の監修

西村(元PG)

公務員として25年間勤務後、現在はフリーランスのWebライター。ホストコンピューターのCOBOL言語を使用したプログラマーとしての経験がある。 現在はプログラミングの経験を生かし、プログラミングスクール記事やレンタルサーバー比較記事などを執筆。 。

目次

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スキルシートとは?

スキルシートとは、主にIT系の職種が就職・転職活動の際に、履歴書や職務経歴書などとともに提出する書類です。主に記述する内容としてはプロジェクト内容をはじめ作業期間、ポジション、業務内容、使用言語などが挙げられます。

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スキルシートが重要といわれる理由

スキルシートは就職・転職活動において、以下の理由から重要です。

  • 収入に直結する
  • 参画する案件や担当する業務内容に関わる

それぞれについて解説していきます

採用や収入に直結する

企業は応募者のスキルや経験に応じて、採用や支払う給与・案件単価を決定します。

たとえば「PHPを使用した開発経験3年以上」という応募要件に対し「ちょうど3年の人」と「5年以上経験がある人」から応募があった場合、経験が評価され後者が採用される可能性は高いです。

双方を採用した場合でも、基本となる給与・単価設定が後者のほうが多い場合もあるでしょう。スキルシートの内容によっては、ひと月あたりで万単位の収入差がひらく可能性もあります

参画する案件や担当する業務内容に関わる

スキルシートに記載したプロジェクト内容や使用できる言語・フレームワークによって、参画案件や業務内容が変わることもあります。スキルシートの内容が充実しているほど、参画できる案件が多くなる可能性は高いです。

スキルシートの書き方」では、スキルシートを作成した人の体験談も書かれているので、参考にしてみてください。

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そもそも業界未経験でエンジニアは目指せる?

IT業界は経歴を問わず採用を行っている傾向があり、未経験者歓迎の求人も多いです。
ただし、未経験歓迎・研修体制充実だからといって事前準備をしない人は、業務や自身の成長に対する意欲がないように見えるため、選考が通りにくい可能性が高いです。IT業界は進化し続けているため、時代の変化に追いつけるよう常に勉強していかなければなりません。入社前から意欲を感じられない人の採用は見込めないといえるでしょう。

社内SEに必要なスキル|仕事内容や役立つ資格、転職方法は?」では、社内で活躍するSEに求められるスキルを解説にしています。ぜひ参考にしてください。

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未経験者はスキルシートの代わりに職務経歴書やポートフォリオを作成しよう

スキルシートはIT業界での経歴をまとめた書類のため、未経験の方にとっては提出するのは難しいことが多いでしょう。そのため、未経験者のスキルシート提出は必須ではありません。

未経験者がIT業界に就職・転職するには、一般の活動と同様、履歴書のほか職務経歴書を作成します。ほかの応募者と差をつけたい場合は、ポートフォリオの作成や、紹介サービスがついているスクールやエージェントを利用するのがおすすめです。

それぞれについて説明していきます。

職務経歴書にて前職までの経験を記載する

これまで携わってきた業務に関する内容をまとめた職務経歴書を作成します。記載項目は、主に企業概要をはじめ職務要約やポジション、具体的な業務内容、活かせるスキル・経験・資格、自己PR、志望動機などです。

特にIT業界の案件は、プロジェクトごとにチームを作って開発を進める場合が多いです。リーダー経験や、チームワーク・コミュニケーションを大切にして働いた経験が魅力になるでしょう。

ポートフォリオを作成する

ポートフォリオとは、開発・作成した作品をまとめたファイルのこと。文字のみでは伝わりにくい、具体性のある技術力や個性、意欲などを明確にします

当然、未経験者は実績がありませんから、自分で学んだ内容を活かして開発したものを載せることも可能です。

ポートフォリオに載せた作品には、タイトルや注力したポイント、開発後の成果などを端的に記しましょう。

ポートフォリオの作成方法に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスのポートフォリオ作成方法|エンジニアやデザイナーの見本あり

紹介制スクールやエージェントを使い何らかの経験を積む

紹介制スクールとは、プログラミング言語を学べる講座を展開し、すべての受講修了後に企業への斡旋も一貫で行っているサービスのこと。エージェントとは、企業と求職者のマッチングを行うサービスを指します。

どちらも本人のスキルレベルに応じて求人を紹介してくれるため、未経験でも比較的就職しやすいのがメリットです。

未経験からの就職方法は「未経験からプログラマーに転職する方法|年収や勉強しておきたいおすすめの言語も紹介」でも解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。

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将来に役立つ基本的なスキルシートの書き方

エンジニアの中には、自分が使っている言語や経験に対して「少ししか使ってないから」「実務レベルじゃないから」といって記載しない謙虚な方がいます。これは自身のスキルを適切に伝える、という観点からみるととてももったいないです。

経歴の部分を詳しく記載することで、採用担当者の方に適切な情報が伝わり、参画後のミスマッチを防げます。採用担当者の方に、少しでもあなたの魅力を伝えられるように、携わった内容はどんどんシートに記載しましょう。

基本となるスキルシートの記載項目は以下のとおりです。今は未経験で「関係がない」と思っている方も、将来転職を検討することがあれば役立ちますので、今のうちに確認しておきましょう。

基本情報

自身の基本情報として、氏名・生年月日・住所・電話番号・メールアドレス・最終学歴などを書きます。氏名や住所にはふりがな(フリガナ)を、最終学歴では卒業年月や学部・学科なども記載しておきましょう。

保有スキルや資格、活かせる経験

保有している資格をはじめ、職務にあたる際に活かせる経験や知識・スキルについて記載します。記載内容が多い場合は、志望企業や業務内容で求められている資格・スキル・実績を中心に記載していきましょう

職務経歴の詳細

職務経歴として、これまで携わってきた職務の詳細を記載しましょう。より具体的に正確な情報を伝えるために、大切なポイントは大きく3つあります。

  • 使用言語・ツールのバージョン
  • 案件規模
  • 担当工程

それぞれのポイントについて解説します。

使用言語・ツールのバージョン

言語やツールなどに関しては、バージョンなどまで詳しく記載することで、人事の方がワードマッチを行った際に伝わりやすくなります。以下は例です。

【バージョン】
HTML5, CSS3, PHP5.5, Java8など

【フレームワーク】
ZendFramework/CakePHP/Symfony/FuelPHP/
CodeIgniter/Slim/Smarty/
Struts/Seasar2/Spring/
PlayFramework/MyBatis/iBatis/
Knockout.js/AngularJS/CofeeScript/Node.js/
Backbone.js/SproutCore/Sammy.js/Spine.jsなど

【アプリケーション】
Apache/Tomcatなど

【ツール】
JMeter/JUnit/PHPUnit/SVN/Git/Redmine/Jenkinsなど

このように、自分が所属していた環境のことを具体的に書きましょう。

案件規模

採用担当者はどれだけの案件に対応できるのか事前に知っておきたいので、規模についても具体的に書きましょう。

たとえば、DAU(デイリーアクティブユーザー)やDBテーブル数などの規模感、開発人数を書くことで、開発の取り組み方を想像しやすくなります。特にアプリ系の案件を希望されている方は、デザイナーやサーバー担当のような担当ポジションまで記載しておきましょう

  • 会員登録機能コーディング(新規20画面・1000ステップ)
  • DBテーブル設計 : 50テーブル
  • 会員数5万人、2万PV/日のサイト

もし、有名な企業やサービスに所属していたことがあるのなら、記載することで自己PRにもなるのでぜひ書いておきましょう。

担当工程

自分の担当範囲を伝えておくことで、採用担当者の方は参画後のプロジェクトの予定を立てるときに役に立ちます。また、担当工程欄内に「習得したスキル」や「ポイント(コメント)」なども合わせて記載すると、アピールになるでしょう。以下は例です。

【担当工程】
・テスト仕様書作成、テスト実施
・保守運用
・新規参画者へのコーディング指導

【習得スキル】
・テスト仕様書作成
・マネジメントスキル

【コメント】
FuelPHPの理解に対し、慣れるまでに苦労しましたが、休日も自宅で勉強を行い、早期でのキャッチアップができました。

コメントでは「難しかった点」をもとに「どのように行動しどう改善できたか」「成果を挙げられたか」が分かるように記載するのがポイントです。

自己PR

自己PRの修正前と後を紹介します。

【before例】
「前職では、要件定義からシステムテストまで経験しています。開発だけでなく調整などの業務も行っていました。将来はプロジェクトを総合的に担当できる役割を目指しております。」

【After例】
「実務経験としては多い方ではありませんが、現在サーバー大学のIT総合学部にて、ITに関する知識や技術の習得などについて勉強中です。自宅でもLAMP環境を構築してECサイトの作成を行い、日々スキルを磨いております。将来的には技術面を含めて総合的に把握、検討できる役割を担当できることを目指しております。」

せっかく自分のことをアピールできる場面なので、もっと具体的に自分のことを記載していきましょう
アピールに繋がる自己PRは、協調性、技術思考の高さ、未来のビジョンの3つです。

エンジニアもチームメンバーの1人として、チーム全体で目標を達成するために動くことが求められます。周りの人の業務を巻き取ったり、円滑にコミュニケーションをとったりできる人材であるとアピールできるとよいでしょう。

技術思考の高さは、新しい技術の勉強や自分のスキルを伸ばすために日々努力していることで、自分の成長意欲を伝えられます。

未来のビジョンは、描いているキャリアとやりたい理由まで伝えられるとベスト。選考を受けている企業の条件にマッチしているかは重要です。

具体的な自己PRの書き方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
SEが自己PRで成功する書き方!経歴を上手にアピールする例文&解説

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スキルシート作成時の注意点

スキルシート作成時の取り組み方のポイントとしては、以下が挙げられます。

  • 採用者目線に立って企業のニーズに合わせて記載する
  • 重視されやすい最新のプロジェクトから記載していく
  • 具体的な数値や内容の詳細などを正確に記載する
  • 誤字脱字のミスに注意する
  • スキルシート作成にはキャリアの棚卸しが大切

どれも少し気を配るだけで対処できる内容なので、覚えておきましょう。

採用者目線に立って企業のニーズに合わせて記載する

まず意識したいのは、「採用者目線に立って書く」ことです。

当たり前のように思えることですが、意外とできていない方が多いです。どれだけ自分で満足するスキルシートを書けたとしても、採用者側にとって魅力的に映らなければ意味がありません

自分が選考を受けている企業で、すぐに活躍できることを証明するために、担当者のニーズに合わせて自分の得意分野や保有スキルを適切に伝えることが肝心です。

特にIT系の求人案件は幅広く展開されているため、どのようなスキルや経験がマッチするか事前に調査しておくことが鍵となります。

具体的な案件やそれぞれの内容で求められているスキル・経験は「求人・案件一覧|レバテックフリーランス」でご確認ください。

重視されやすい最新のプロジェクトから記載していく

IT技術などを扱う企業では、直近でどのようなプロジェクトに携わったかを重視する傾向があるため、逆編年体形式で記載していくのがおすすめです。

逆編年体形式とは、直近の仕事から過去にさかのぼって記載していく形のことを指します。

参画したプロジェクトが多い場合は、応募する企業と関係するプロジェクトを厳選して詳しく記載し、それ以外は簡潔にまとめるなどして工夫すると良いでしょう。

具体的な数値や内容の詳細などを正確に記載する

スキルシートには必ず正確な情報を記載しましょう。正確な情報を伝えることで、参画後のミスマッチを防げます。

よく見かけるのは、シンプルに書きすぎて商談時にアピールポイントを伝えられずに終わってしまうことです。シンプルに書きすぎたことで自分の能力に合わない案件への配置となってしまう可能性もあります

正確な情報を伝えるといっても、スキルシートは自分を売り込むために書いているということを忘れないようにしましょう。

誤字脱字のミスに注意する

採用担当者の人が、実は細かくチェックしているのが「誤字脱字がないか」です。

エンジニアの業務は小さなミスが後々大きなトラブルに繋がりかねないため、担当者の方も念入りに確認します。スキルシートで誤字脱字があると、仕事でもミスをする人だと思われてしまうため、注意しましょう。

実際に、使用している言語の綴りミスや大文字小文字を間違えたままシートを提出してしまい「エンジニアとしての意識が低い」と指摘されてしまう場合もあります。

よく見かけるミスを記載するので、ぜひご確認ください。

【ありがちなミス例】

  • JAVA→◯Java
  • Seaser→◯Seasar
  • PostgresSQL→◯PostgreSQL

1つのスペルミスが合否を分けることもあるので、スキルシートを作成したら必ず誤字脱字がないか確認しましょう。

定期的に内容を更新する

参画した案件が増えたら、スキルシートを更新しましょう。

情報更新を後回しにしていると、参画時に気をつけていた点や習得したスキルなどの詳細を忘れてしまうこともあります。

また、過去のプロジェクトも合わせて振り返ることで、新たな発見があるかもしれません。少しでも有益な情報を増やすため、定期的な更新や振り返りは行っておきましょう

企業名は基本的に伏せる

エンジニアが請け負う業務は、企業と「秘密保持契約」を結んでいることもあります。秘密保持契約とは、会社の秘密情報を第三者に開示することを禁止する契約です。

秘密保持契約を結んだにも関わらず、情報を第三者に提供した場合、契約書の内容に則った罰則が課せられます。

秘密保持契約は、技術・製品面に関する内容のほか、企業名などとする企業は多め。もし企業名も秘密保持契約の対象となっていたら、企業名は書かずに「大手自動車メーカー」などのように濁した表現にしましょう

スキルシート作成にはキャリアの棚卸しが必須

スキルシートを作成するには、キャリアの棚卸しが書かせません。これまでに参画したプロジェクトの詳細や期間、担当した仕事内容といった実績や、自分の持っているスキルなどを洗い出します。

未経験でこれまでの実績がない場合は、取得した資格や自己学習してきたことなどを書き出しておくと良いでしょう。

スキルシートの書き方|職種別の記入例とダウンロード可能なテンプレートを紹介」では、職種別の記入例つきテンプレートを用意していますので、スキルシートを作成する際はぜひ参考にしてください。

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エンジニア未経験者のスキルシートに関するよくある質問

ここでは、エンジニア未経験者のスキルシートに関するよくある質問に答えていきます。

Q. フリーランスがスキルシートを作成する場合、どのようなメリットがありますか?

スキルシートを作成することで、クライアントに自分のスキルをわかりやすくアピールできます。受注の確率を高め、成約単価UPにも繋がります。

Q. スキルシートと職務経歴書の違いは何ですか?

スキルシートは、ITスキルをアピールすることが目的で、保有しているITスキルを記載します。職務経歴書にはこれまでの経験や志望動機などを記載します。

Q. スキルシートに使用言語・ツールのバージョンを記載をすることは必要ですか?

使用言語・ツールのバージョンの記載は必要です。バージョンにより操作方法や機能が異なる場合があり、ミスマッチを防ぐことができます。

Q. スキルシートに載せるべき項目はありますか?

スキルシートには、自分が得意なスキルや職務要約、実績、保有している資格などの項目を記載すべきです。

Q. フリーランスがスキルシートを定期的に更新することのメリットは何ですか?

スキルシートを更新することで、最新のスキルや実績を反映させることができます。これにより、クライアントに自分のスキルアップや成長をアピールすることができ、受注数の増加に繋がります。

※本記事は2023年12月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!

※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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