イベント

グルメサービスRetty、ITイベント情報検索サービス「dots.」の開発者が登壇!FuelPHP&Hackを使ったWebサービス構築事例も|ヒカ☆ラボレポート

  • この記事をシェアする
  • 0
  • 0
  • 0
hikarab_inte_retty_mv

imgRound_ADS8971 こんにちは、林です。

7月16日(火)のヒカ☆ラボにご登壇いただいたのは、株式会社インテリジェンスの大谷祐司氏と杉山隆氏、そしてRetty株式会社の梅田昌太氏の3名。

インテリジェンスの新規事業チーム開発責任者である大谷氏には「FuelPHP&Hackを使ったWebサービス構築事例」を、エンジニア向けイベント情報検索サービス「dots.」の開発者である杉山氏には「PHPフレームワークLaravel 5でのサービスリニューアル実例」をテーマにお話していただきました。

話題のグルメサービス「Retty」の開発を行う梅田氏には「PHPerが支えるRettyのインフラ」というテーマで、スタートアップから現在に至るまでの、インフラ面における課題解決方法についてじっくり教えていただきました。

PHP使いの方はもちろん、Hack言語に興味のある方、現在インフラで問題を抱えている方にもぜひ読んでいただきたい内容です。

★講演者プロフィール

株式会社インテリジェンス
■大谷 祐司
SIerでシステム開発を経験したのち、2007年に株式会社リクルートエージェントに入社。事業企画を経験した後、2008年より株式会社サイバーエージェントにてインターネット広告のシステム部署を立ち上げ、子会社の技術責任者に就任。現在は株式会社インテリジェンスの新規事業推進グループで新規Webサービスの立ち上げを行う。

株式会社インテリジェンス
■杉山 隆

2008年に大手IT企業に新卒入社。フロントエンドエンジニアとしていくつかのサービス運営を担当した後、ビッグデータを用いたレコメンド機能の開発に携わる。その後、受託系のWebサービス会社に転職し、プロジェクトマネジメントの知識を身に付ける。2015年に株式会社インテリジェンス入社。イベント情報検索サービスdots.の開発を担当している。

Retty株式会社
■梅田 昌太

新卒でSIerに入社。その後mixi等のWeb企業を経てRetty株式会社へジョイン。Rettyでは主にAWSを使ったインフラを担当しつつ、アプリケーション開発も行っている。また、会社の2度の引越しを経て10人から200人体制への社内インフラ構築も経験。現在は「アプリケーションエンジニア出身のDevOps」を自身のキーワードにして活動中。

株式会社インテリジェンス 大谷祐司氏

Hack言語への誤解

こんにちは。インテリジェンスで新規事業チームの開発責任者を担当しています、大谷祐司です。今日は「Hack+FuelPHPによるWebサービス開発」というテーマでお話させていただきます。

HackはFacebookによって開発された、オープンソースのプログラミング言語です。HHVMという仮想マシン上で動く言語で、PHPとの互換性を持っています。弊社では2015年7月にリリースした転職サイト「MIIDAS」で、初めてHackを採用しました。

しかし、Hackというと「全然進化してないんじゃないか?」とか「単純にパフォーマンスの良いPHPでしょ?」と言われることがあります。さらには「PHPのライブラリやフレームワークがHackでは使えないから、コストがかかるのではないか」なんて声もありますね。

でも、実はこれらは全部誤解。Hack言語はすばらしい進化を遂げているんです。

大規模開発を得意とするHack、サポートも万全

Hackには大きく3つの特徴があります。1つ目はバグのないコードを迅速に書けるようになること、2つ目はエンジニアがコーディング体験を楽しめること、そして3つ目は「高速な動作」ができ「大規模開発向きの仕様」になっていることです。

「大規模開発向きの仕様」なのは、Facebookの思想を色濃く反映しているためですね。例えば、引数/戻り値の型指定ができることや、Map/Vector/Set/Pairといった独自の配列があることが特徴的です。

slide38

slide40

また、Enumが実装されていたり、hh_clientというコマンドを打つことで実行前に構文チェックを行うことができます。

slide48

さらに、Hackはバージョンアップサイクルが非常に早く、最初のバージョン3.1が出て以降、8週間に1回のペースでリリースが行われています。その都度、新機能の追加や既存機能の強化・改善等が行われ、著しい進化を遂げています。サポート面もしっかりしており、リリースされてからの約1年間はサポート期間として保障されています。

高いパフォーマンスを求める企業はHackを採用する

弊社では転職サイト「MIIDAS」で初めてHackを採用したとお話しましたが、海外ではFacebookをはじめ、Wikipediaやbox、WP Engineなど、影響力のある多数のWebサイトがHackを採用しています。

Wikipediaでは編集速度が2倍になり、boxではWebレスポンスが3分の1に短縮、WP Engineはレスポンスのパフォーマンスが5.6倍になったという報告が上がっています。つまり、優れたパフォーマンスを求める企業はHackを採用する傾向にあるといえます。

フレームワークにFuelPHPを採用した理由

HackとしてHHVM上で動くフレームワークの対応状況をFacebookが公開しており、現在27種類が完全対応しているそうです。有名どころで言えば、CodeigniterやLaravelなどですね。弊社ではFuelPHPを採用しているのですが、Facebookが公開したリストには載っていませんでした。

それでは、なぜ我々がFuelPHPを採用したかというと、社内での採用実績が豊富だったというのが一番の理由です。さらに、標準のライブラリが豊富で、PHP5.3以上を前提として作られたフレームワークだったこともあり、HHVMとの相性が良さそうであったことが決め手になりました。

HackはPHPで培った資産を活かしながら、様々なメリットを活用できる

Hackを実際に使ってみると、PHP経験のあるメンバーであればすぐに理解して使用できるようになる、ということがわかりました。

また、長い間PHPを中心に使ってきたメンバーにとっては、今の自分のスキルを活かしながら新しいことに挑戦できるワクワク感もあったのではないかと思っています。
Hackについて調査していくうちにメンバーのプログラミングスキルもUPしていると感じていますし、Hackを採用してよかったですね。

今までPHPで培ってきたスキルや資産を活かしながら、様々なメリットを活用できるのがHackでの開発だと思っています。

slide61